介護技術研修-「高齢者の身体特性」-を、
理学療法士・栗山努氏にて2017年7月20日 19:00より開催いたしました。

今回の研修参加者の皆さんと、高齢者の身体的特性:予備力や内部環境の恒常性維持機能の低下、感覚器機能の低下などについて、体験を通じて知ってもらえるようにと分かりやすく学ぶことができたように思います。

●研修のさわりをご紹介●

感覚の変化により視力・色覚が衰えるため、落ち着いた色彩は色の識別が難しくなったり、黄変化により見え方など変わる。私たちが歩行するときなど、目で状況を見ているのではなく脳で見ている事の感覚のふしぎさなど体感しました。また高齢者はバランス力の低下が起こるため、特に足部が安定して足関節が自由に動かないとバランスはとりにくい。車いすに座る能力の低い方には、座位保持器具(クッション)で支えることは大切だが、クッションを入れる位置を間違ってしまうと、椎間円板にかかる圧力が全くちがう事なども学べました。

 今回の研修では、実際に体験してもらいことにより、いつも以上によく理解ができたと思います、今回学んだ自分の感覚を、明日からの利用者さんへのケアの関わり方につながり、大きな気づきとなった介護技術研修でした。