平成28101219時、岡山ふれあいセンターにて、「在宅医療について  在宅医の立場から通所介護に望むことなど」のテーマにより、ももたろう往診クリニック  小森栄作先生をお招きして研修会を開催いたしました。
2010年にももたろう往診クリニックを開設され、現在、在宅医療患者を約200名受持たれておられます。クリニック方針の一つに、在宅での療養は決して医療面からのサポートだけで支えきれるものではないため、他の医療機関・訪問看護ステーションをはじめ、ケアマネ-ジャ-・薬局・介護・福祉など在宅療養にかかわる他職種スタッフとの連携を重視されておられるそうです。今回の研修会で小森先生よりデイサービスに望むこととしては、まず、ご利用者の主な病気・内服薬・インスリン注射などの疾患に係る事項を、職員全員が必ず頭に入れておくことが大切になってきます。デイサービスの現場でよく起こり得る誤薬投与、意識障害となった場合の対処方法、そして高齢者の便コントロールの重要性など、わかりやすく説明して頂きました。また、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)や尊厳死などについても幅広く深く学ぶことができ有意義な研修会であったように思います。
                                        (広報委員 佐藤)