2016年7月22日、19:00~20:30 岡山ふれあい公社西ふれあいセンターにて7月度の研修会を開催致しました。 今回お招きした講師の方は、倉敷市保健福祉局参与でいらっしゃる吉田昌司様です。 岡山県下でも倉敷市は本年度より新総合支援事業をスタートさせており、倉敷市の現状と今後始まる岡山市での事業スタートに向けて、参加者にとって非常に貴重かつ有意義な研修会でした。 今回の研修会では延べ112名もの沢山の方にご参加を頂きましたが、やはり地域包括ケア、新総合事業への興味度の高さが伺えました。 ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。
さて、研修会では、介護保険を取り巻く状況のご説明から倉敷市の地域包括ケアシステム構築に向けた取り組み、中でも倉敷市では積極的に地域ケア会議を実施しており、緊急時情報伝達キットや認知症カフェなどの政策が実現しているとのお話をお聞きしました。 地域包括ケアシステムの構築に向けては、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要とあります。 そして、高齢者一人を支える人の割合もさらに減っていく中で、いかに社会全体で弱者や高齢者を支えていくかが大きな課題と言えます。 また、今までの介護予防のコンセプトも『地域づくり』の中の介護予防となり、専門職はもちろん、地域住民、ボランティア主体を含めたものへと変換されていくと思われます。 研修会の最後では、倉敷市における市町村と地域住民、民間企業、NPO、ボランティアなどで地域を支える取組み事例もご紹介頂きました。 『総合事業は地域づくり』である。 私たちが出来る地域づくりは何か、大きな課題ですが、またみなさんとも考えていけたらと思っています。 広報委員 小馬 誠士 |